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つまづいてばかりのこれまでを「変えていく」足跡ブログ

放送大学を卒業しました。20代の学生が通信制大学で学ぶ理由。

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放送大学を卒業しました。23歳での卒業です。

放送大学ってどんな大学なのか。イメージが湧かない人が多いと思います。私にとっても最初は未知の大学でした。2年間在籍して知ったこと、経験したことをまとめておきます。

 


放送大学を卒業するまで

編入学して2年での卒業

私は放送大学に2015年秋から約2年間在籍しました。その間に東京から岩手に引っ越したので学習センターを2つ経験しました。引っ越しをしても学習を続けられるというのは放送大学の大きなメリットの一つですね。

  • 全都道府県に57か所の学習センター・サテライトスペースがあり、学生は必ず1か所の学習センターに所属することになります。

前の全日制大学を体調の問題で中退することになった時に見つけたのが放送大学でした。前の大学で取得した単位を申請した結果、編入学でのスタートになったわけです。

  • 私のように理由があって全日制大学を卒業できなかった場合に、放送大学という選択肢もあります。

心理学を学びました

前の大学では臨床心理学を専攻していた私。放送大学では「心理と教育コース」に所属しました。

  • 6つのコースがあり、全てのコースが教養学部教養学科の下にあります。124単位を4年以上在籍して卒業すると「教養」の学士が得られます。これは大卒として扱われます。

個人的に好きだった科目は、「心理臨床とイメージ」と「思春期・青年期の心理臨床」。例えば、ノルウェーの画家であるムンクが残した作品から彼の生涯の心理状況をユング心理学から読み解くっていう内容の授業とか。

臨床心理学系の科目が豊富にあるので、カウンセリングを学びたいと思っている人にはオススメしたいです。

放送大学を卒業して得られたこと

「大卒」と履歴書に書ける

「大学卒業しました!」って言えるようになったこと。私の中でこれが一番大きいです。

大卒以上の求人に応募できるし、公務員試験も受験できる。大学院入試を受験することもできます。大学中退から一歩先に進むことができるようになりました。

今は就職活動していますが、通信制大学卒業と全日制大学卒業を比べたら、通信制大学卒業の方が社会ではネガティブに取られてしまうことがあると感じています。

このことを掘り下げて行くつもりは無いのですが、何とかなると感じています。とりあえず前進できた。大学を卒業できた。じゃあ次のステップも何とかなるんじゃないのかな?っていう感覚です。

他人とは違う経験ができる

一般的な大学って「高校卒業後に入学して22歳で卒業する人」が圧倒的に多いですよね。同世代の人と足並み揃えて入学して一緒に卒業する。

「他人と一緒じゃ無いと不安」

私も最初は本気でそう考えていました。社会のテンプレートから自分の足並みがズレると一気に不安になるんですよね。

  • どこで間違えてズレてしまったのか
  • 他の人と何が違うのか
  • どうしたら元に戻れるのか

放送大学に入学してから本気で考えていました。結局卒業した今も答えはわかりません。

 

学期末に試験会場へ行くと、学生の年齢層の幅広さに驚かされました。高校卒業したばかりの人から自分の祖父母くらいの歳の人まで。多様な学生がいました。

その中で特に年配の学生さんに共通して感じたこと。

「勉強がしたい」

とにかく好奇心が溢れているようでした。とにかくモチベーションが高い。

 

単純に勉強がしたい。そう考えている人が集まっているからこそ、独特な空気感がありました。20代でこの経験を出来たのは大きかった。

大学は勉強する場所。就職する前のモラトリアムにしたら勿体ない。授業を寝不足で休んでいたら物凄く勿体ない。放送大学を経験して感じるようになりました。

知らないところに社会がある

最初にも書きましたが、入学する前まで放送大学のことは全然知らなかったんですよね。チャンネル回すと難しい顔をした先生が真面目な話をしている、っていうそれくらいのイメージでした。

実際に卒業して感じたことは、授業が結構楽しかったということ。個性的な先生がたくさんいて、授業の掘り下げ方も色々。海外から授業を届ける先生がいたり、カメラに緊張しながら話す先生もいました。

ラジオで授業を受ける体験も初めてでした。動画が手軽に見れる時代に生きていて、先生の声をラジオから聞いて勉強をするっていう体験は一周回って新鮮でした。

 

放送大学はいわゆる「普通の大学」とは違います。私にとっては少し遠回りになった選択肢でした。

頭の中で「こうしなければならない」って考える。これしかないっていう選択肢。ちょっと視野を広げると色々な選択肢があることに気がつきます。

放送大学もその選択肢の一つとしてあっていいんじゃないかなって思います。自分の幅を広げる機会にもなるんじゃないでしょうか。